今回の記事では、ダウンロードした長期間のヒストリカルデータをMT4へインポートし各時間足を作成する方法を書いてみたいと思います。
こんな方におすすめの記事です!
- ヒストリカルデータのインポート/エクスポート方法を知りたい方
- MT4に取り込んだ1分足データから各時間足の作り方を知りたい方
ヒストリカルデータのダウンロード
AXIORYのサイトから、MT4/5ヒストリカルデータをダウンロードします。
今回は、ナノ/テラ口座の2015年から2021年の1分足データを使用します。
今回はドル円のデータをダウンロードするので、下へスクロールして、USD/JPYを探します。
USD/JPYの行を見つけたら、ナノ/テラ口座の2015年~2021年まで、7年分のダウンロードアイコンをそれぞれクリックします。
自動的に、ZIPファイルがダウンロードされるので、作業用フォルダへ移動させておいてください。
全部で7個のZIPファイルをダウンロードすることになります。
ZIPファイルを展開すると、CSVファイルが作成されます。
作業用MT4フォルダの作成
既存MT4フォルダの複製
現在使用中のMT4のフォルダをコピーして、作業用のフォルダを作ります。
※既存のMT4環境に影響を与えないためです。
まずは、既存MT4環境の格納先のフルパスを確認します。
具体的な操作方法ですが、Windowsの場合は、デスクトップのAxiory MetaTrader4のアイコンを右クリックし、プロパティを選択します。
「リンク先」にフルパスの記載がありますので、terminal.exeの直前までのパスのフォルダへ移動してください。
このパスのフォルダをコピーして、貼り付けることで、Axiory MetaTrader4が複製されます。
複製先のMT4環境へデータをコピーする。
次は複製元のデータフォルダを複製先にコピーします。
複製元のAxiory MetaTrader4を起動し、[ファイル]-[データフォルダを開く]を選択します。フォルダを含めて、すべてのファイルを選択しコピーします。
複製先のAxiory MetaTrader4を起動し、[ファイル]-[データフォルダを開く]を選択します。貼り付けます。上書き保存してください。
複製先のAxiory MetaTrader4を一旦終了させてから再度起動してください。
本記事では、複製されたAxiory MetaTrader4を使います。
ダウンロードしたヒストリカルデータのインポート
一旦ログアウトする
サーバにログインした状態のままで作業すると、リアルタイムで最新データを取り込んでしまうので、クローズド環境で作業するため、一旦ログアウトします。
MT4のメニューバーから[ファイル]-[取引口座にログイン]を選択します。
パスワード欄を一旦削除し、[ログイン]ボタンをクリックします。
※再度ログインする時に困らないように、ログインIDとパスワードは覚えておいてください。
MT4の右下を確認します。「コモンエラー」の表示が出ていれば、サーバーと切断されたことがわかります。
【ログイン状態】
【ログアウト状態】
チャートをすべて閉じます。
MT4は起動させたままで、チャートだけすべて閉じてください。
既存データを削除します。
MT4のメニューバーから[ファイル]-[データフォルダを開く]を選択します。
[history]-[FX業者名のフォルダ]へ移動します。
拡張子hstのファイルがヒストリカルデータなので、これを削除します。
※もし、既存データをバックアップしておきたい場合は、別の場所へ移動しておいてください。
チャートに表示するバー数を最大値にします。
MT4のメニューバーから[ツール]-[オプション]を選択します。
[チャート]タブ内の「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」を「2147483647」に変更して、OKボタンをクリックします。
※9999999999・・・という大きな数字を入れてもよいです。自動的に最大値になります。
ヒストリカルデータのインポート
AXIORYのサイトからダウンロードしたヒストリカルデータをインポートします。
MT4のメニューバーから[ツール]-[ヒストリーセンター]を選択します。
[USDJPY]-[1分足(M1)]をダブルクリックします。
0レコードで、右側にはデータが何も表示されていないことを確認してください。
※0レコードではない場合、既存データが存在しますので、今までの手順を見直してください。
[インポート]ボタンをクリックします。
[参照]ボタンをクリックし、AXIORYのサイトからダウンロードしたヒストリカルデータ(CSVファイル)を選択します。
ヒストリカルデータが読み込まれて表示されるので、スクロールして、確認してください。
確認して問題なければ、OKボタンをクリックします。
[ヒストリーセンター]画面に、ヒストリカルデータが表示されますので、スクロールして、確認してください。
確認して問題なければ、[閉じる]ボタンをクリックします。
念のため、ドル円チャート(1分足)が表示されるかどうか確認します。
1分足のチャートが表示されれば問題ありません。
一旦チャートを閉じてください。
まだ、2015年の1年分しかインポートしていないので、2016年以降のすべてのヒストリカルデータをインポートしてください。
手順は同じです。
すべてのヒストリカルデータのインポートが完了したら次のフェーズへ移ります。
他の時間足を作成する。
period converter ALLスクリプトのダウンロード
他の時間足のデータを作成するために、period converter ALL というスクリプトを使います。
下記の赤いボタンをクリックすると、ダウンロードサイトへジャンプできます。
period_converter_ALL.mq4のリンクを右クリックし、[名前を付けてリンク先を保存]を選択します。
period converter ALLスクリプトの配置
MT4のメニューバーから[ファイル]-[データフォルダを開く]を選択します。
[MQL4]-[Scripts]フォルダへ移動し、そこへperiod_converter_ALL.mq4をコピーします。
MT4の[ナビゲーター]ウインドウで、[スクリプト]を右クリックし、[更新]を選択します。
この操作により、period_converter_ALLが表示されるようになります。
MT4の[ナビゲーター]ウインドウの[スクリプト]を展開すると、period_converter_ALLが表示されるようになります。
period converter ALLスクリプトの実行
period converter ALLスクリプトを実行するためには、MT4の[ナビゲーター]ウインドウの[スクリプト]からperiod converter ALLをドラッグして、ドル円の1分足チャート内でドロップします。
自動的に処理が開始されます。
チャートの「USDJPY,M1」の下に「Converting」の文字が表示されている間は変換処理中です。
変換処理が完了するまで、数分間お待ちください。
※処理完了のメッセージは表示されません。「USDJPY,M1」の下の「Converting」の文字が消えれば処理完了です。
変換処理が完了したら、他の時間足(5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足)が表示されるかどうか確認してください。
ヒストリカルデータのエクスポート
ヒストリカルデータをエクスポートするには、MT4のメニューバーから[ツール]-[ヒストリーセンター]を選択します。
エクスポートしたい通貨ペアの時間足をダブルクリックしてから、[エクスポート]ボタンをクリックします。
格納先を聞かれますので、保存してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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